膀胱に発生する腫瘍について3

 

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

 

膀胱の腫瘍を疑う場合にはいくつかの検査が必要になります。

まず一番簡単なものとしては尿検査です。

尿検査では細菌感染の有無や血尿の有無、タンパク尿の有無などを確認しますがそれだけで膀胱の腫瘍を診断することはできません。

採取した尿を顕微鏡で見た際に通常少量しか認められない膀胱を内張りしている細胞が多量に認められたり、通常認められないような細胞が認められた場合には膀胱の腫瘍を疑うことがあります。

ただし慢性的な炎症との鑑別や尿にさらされていたことによる細胞の変性との区別が難しいことも多いため腫瘍を診断するには他の検査結果も含めて検討する必要があります。

 

獣医師 元風呂

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東久留米ハル犬猫病院

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