犬の口の腫瘍に関するおはなし5

 

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

 悪性腫瘍の治療には大きく分けて以下の3つの方法があります。
 ・手術により腫瘍を取り除く外科療法
 ・抗がん剤を使用する化学療法
 ・全身麻酔下で複数回放射線を照射する放射線療法

 口腔内に発生した悪性腫瘍に関しては発生している部分にもよりますが第一選択は外科療法です。
 

 口腔内に発生する腫瘍は他の臓器や皮膚に発生する腫瘍と違い腫瘍に密着するようにして歯や顎の骨があります。腫瘍を切除する際は腫瘍の種類によってのりしろ部分の大きさを決めていきます。

ただし、前述したように口腔内の腫瘍は歯や顎の骨に密に接しているためのりしろを確保するためには歯や顎の骨の一部もしくは全てを切除する必要があります。

歯だけを切除するか、顎の骨の一部を切除するか、もしくは顎の骨を全て切除するかは腫瘍の種類、大きさ、発生場所などから検討していきます。

獣医師 元風呂

西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院

東久留米ハル犬猫病院

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