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ゼンレリアの取り扱いを開始しました

こんにちはハル犬猫病院です。


犬のアレルギー性皮膚炎の痒みを抑えるお薬であるゼンレリア(イルノシチニブ)の取り扱いを開始することとなりました。

 

ゼンレリアは錠剤タイプの飲み薬で1日1回服用するお薬です。

 

ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤という分子標的薬に分類される薬剤で、ステロイドなどと比較して副作用の心配が少ないのが特徴です。

同様のお薬にアポキル(オクラシチニブ)がありますが、その薬の新世代のお薬となります。

 

新しいお薬なのでキレ味は良いですが、以前からあるアポキルほどの情報が蓄積されていないのが現状です。

長期連用により赤血球数や白血球数に変化が見られることがあるようなので、何ヶ月も連用するとなったら、血液検査は定期的に行った方が良いお薬です。

 

また、初回ワクチン接種時にゼンレリアを服用しているとその効果を弱めるんじゃないかとも言われていますが、初回ワクチン接種でなければ、通常量のゼンレリア投与は問題ないとされていますので、ご安心ください。

 

投薬対象は、原則として1歳以降の犬となります。

1歳未満の若い犬ではサイトポイント(ロキベトマブ)などの使用が推奨されます。

 

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獣医師 鬼木