「目が白い=白内障」ではありません

こんにちは、東久留米ハル犬猫病院です。

犬の目(今回は眼全体ではなく、瞳孔の中の「ひとみ」を指します)が白くなった際、考えられる変化は2つあります。

1つは核硬化症。

犬は歳をとると、程度の差はあれ核硬化症が見られるようになります。

加齢現象の一つと捉えて良いものです。

もう一つは白内障。

眼の中のレンズのタンパク変性によって起きる変化です。

核硬化症は治療のしようがありませんし、治療する必要もありません。

しかし白内障は進行してくると眼に害を及ぼしだすケースもあります。

何の悪さもしない場合もありますが、炎症(ぶどう膜炎)を引き起こして緑内障にまで至る場合もあります。

白内障と核硬化症の判別は当院ではスリット検査(目に細い光を当てて観察する検査)によって行っています。

眼が白くなってきたかな~、と感じた際は一度白内障か核硬化症かの検査を動物病院で受けてみることをお勧めします。

 

獣医師 鬼木

西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院 東久留米ハル犬猫病院

東京都東久留米市前沢31030

TEL. 042-420-6353