こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。
毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。
今回は比較的よく遭遇する猫の鼻腔内リンパ腫について紹介します。
鼻の腫瘍は大部分が悪性で眼窩、口蓋、皮下あるいは頭蓋内など局所に浸潤することがあります。
犬では診断時の転移率は0~12.5%と低いですがステージの進行とともに転移率は上昇し、死亡時には40~50%で転移が認められます。
リンパ節や肺への転移が一般的ですが骨、腎臓、肝臓、皮膚そして脳への転移も稀に報告されています。
猫では犬よりも発生率は少なく、発生率の多いものとしてはリンパ腫と上皮性腫瘍(癌腫、腺癌、扁平上皮癌)が一般的です。
その他に線維肉腫や骨肉腫などの肉腫や肥満細胞腫、悪性黒色腫などが認められます。
獣医師 元風呂
西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院
東久留米ハル犬猫病院
東京都東久留米市前沢3−10−30
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