犬の乳腺腫瘍7

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週月曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

 

手術により切除した乳腺腫瘍が良性であれば追加の治療は必要ありません。

悪性腫瘍であった場合も完全に摘出されていれば追加検査は必要ありませんが病理組織検査で一緒に摘出したリンパ節にがん細胞が認められた場合はすでに転移があると判断して追加治療をすることが推奨されます。

ただし、乳腺腫瘍に関しては追加治療の方針が確立されていないのが現状です。

化学療法(抗がん剤)に関しては、乳腺腫瘍の治療に有効な抗がん剤が確立されておらず治療に反応したと報告されている抗がん剤を使用して反応を見ることになります。

放射線治療に関しても報告が少ないため有効性の有無が判定できていません。

そのため、転移の所見があった場合はどのような追加治療を選択するか相談して決めることになります。

 

獣医師 元風呂

西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院 

東久留米ハル犬猫病院

東京都東久留米市前沢3−10−30

TEL. 042-420-6353