東久留米・小平・西東京エリアの犬猫専門動物病院 東久留米 ハル犬猫病院

膀胱に発生する腫瘍について9

 

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

 

犬の膀胱腫瘍の大半を占める移行上皮癌の多くは手術で切除困難な場所に発生し比較的転移率が高いため現在は化学療法が重要な役割を果たしています。

ただし化学療法のみで腫瘍が完治することは極めて稀で、部分再発あるいは維持病変(腫瘍の大きさに変化がない)が得られることが多いです。

移行上皮癌の場合遠隔転移がなければ問題となるのは尿が出なくなり膀胱に尿が逆流し腎不全になってしまうことです。

化学療法を行うと腫瘍を完治させることは難しいですが腫瘍を一時的にでも縮小させることにより排尿が容易になることが多くの症例で認められます。

また、その中には1年以上も状態が変わらずに生活できる子もいます。

 

獣医師 元風呂

西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院 

東久留米ハル犬猫病院

東京都東久留米市前沢3−10−30

TEL. 042-420-6353