膀胱に発生する腫瘍について1

 

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

 

膀胱の腫瘍は犬と猫でも発生しますが猫での発生は稀です。

犬の膀胱腫瘍の約90%は悪性であり移行上皮癌と呼ばれるものが最も多くを占めています。

その他の悪性腫瘍としては扁平上皮癌、腺癌、線維肉腫などがあり良性腫瘍としては乳頭腫、平滑筋腫などがあります。

また、膀胱結石や細菌感染による慢性炎症とともに非腫瘍性ポリープが生じることもあります。

膀胱の悪性腫瘍の場合、診断時にすでにリンパ節転移や遠隔転移が約15%程度の症例で認められます。

猫の膀胱腫瘍は非常に稀で犬と同様に悪性腫瘍が多く移行上皮癌が最も多くなっています。

 

獣医師 元風呂

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東久留米ハル犬猫病院

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