化学療法に関するおはなし8

こんにちは、東久留米の犬猫専門病院、ハル犬猫病院です。

毎週水曜日は動物の腫瘍に関する情報を発信しております。

前述しているように化学療法は悪性腫瘍の根治を目的にするというよりは腫瘍の転移、増殖、再発を抑制することを目的とした緩和療法の役割が大きくなっています。

悪性腫瘍の種類によっては生存期間が延長したり、再発までの期間を延長したり、生活の質を一時的にでも改善することがありますが、あまり効果を示さずに治療の甲斐なく亡くなってしまう事もあります。

そのため化学療法を開始する際には開始したことで起こる効果(再発の防止、生存期間の延長、生活の質の向上など)と起こりうる副作用(食欲不振や嘔吐、骨髄抑制による一般状態の低下など)を把握しその子にとってどの方法が最善なのかを考えてから行なうことが重要です。

獣医師 元風呂

西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院

東久留米ハル犬猫病院

東京都東久留米市前沢3−10−30

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