こんにちは。ハル犬猫病院です。
前回の続きで今日はチェリーアイの診断と治療について解説します。
チェリーアイについて
診断
目頭から赤色のものが飛び出していれば、視診のみでチェリーアイと推測できます。ただし目の腫瘍の可能性もあるので特に中〜高齢の犬や猫では組織検査が必要となることもあります。
治療
軽度の場合は、抗炎症作用のあるステロイドの点眼薬にて治療し改善が認められる場合もあります。しかし、根本的には手術による整復が必要になります。手術には様々な術式がありますが、いずれも第三眼瞼を正常な位置に戻して縫い合わせて固定するものです。第三眼瞼を切除すると涙の量が減少してドライアイを招くので最近では推奨されていません。 愛犬がチェリーアイの兆候が認められるようでしたら、できるだけ早く当院にご相談、受診をお願い致します。
ハル犬猫病院
獣医師 市川