こんにちは、東久留米ハル犬猫病院です。
犬のアトピー性皮膚炎は体質的な問題で、完治は難しく、いかにその痒みと付き合っていくかがポイントとなります。
対策としては、ステロイド、免疫抑制剤、インターフェロンなど様々な方法が行われますが、2016年に日本でも発売されるようになった「アポキル」というお薬は、副作用の少ないお薬として注目されています。
「アポキル」は分子標的薬といって副作用の出にくいお薬でありながら、その効果はステロイドと同レベルに発揮される新薬です。
海外では先に認可が降りていたため、長期的に使用しても問題ないことも確認されています。
ただし、このお薬は開発に費用がかかったせいか、ステロイドと比べるとコストが高めになっています。
ごく少量、もしくは一時的なステロイドの使用によって痒みが制御されるようなケースではこのお薬を使用するメリットはあまりありませんが、ステロイドを減らせない・やめられないようなケースでは得られるメリットが大きいお薬です。
獣医師 鬼木
西東京、小平、花小金井からもアクセス良好な動物病院 東久留米ハル犬猫病院
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